ニット・コートの毛玉の取り方を解説|日頃のお手入れで冬服をきれいに保とう
気を付けていても、ニットやコートにできてしまう毛玉。お気に入りの冬服が毛玉だらけにならないよう、毛玉の取り方や毛玉予防につながるお手入れのコツを押さえておきましょう。毛玉ができやすい素材や場所、毛玉のNGな取り方もあわせて紹介します。
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公開日:2024.01.12
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目次
毛玉ができる原因とできやすい素材や場所
毛玉ができる主な原因は摩擦です。服の生地が擦れることで繊維同士が絡み合い、毛玉ができてしまいます。
特に乾燥する冬は静電気によって生地が毛羽立ち、繊維が絡んで毛玉ができやすい時期です。日々の洗濯時に生じる摩擦によって毛玉ができることもあります。また、毛玉ができやすい素材やできやすい場所もあるので注意が必要です。これらを知り、毛玉予防に役立てましょう。
特に乾燥する冬は静電気によって生地が毛羽立ち、繊維が絡んで毛玉ができやすい時期です。日々の洗濯時に生じる摩擦によって毛玉ができることもあります。また、毛玉ができやすい素材やできやすい場所もあるので注意が必要です。これらを知り、毛玉予防に役立てましょう。
毛玉ができやすい素材
毛玉ができやすいのは、動物繊維のウールやカシミヤ、化学繊維のポリエステルやアクリルなど。ウールなどの動物繊維は毛足が長いため、摩擦によって毛が絡まりやすい素材です。化学繊維は強度がある分、強い摩擦が起こりやすいため毛玉の発生につながります。その他、綿×ポリエステルなどの混合繊維も毛玉ができやすい素材です。
一方、摩擦や熱に強い綿、繊維が硬めの麻、静電気が起こりにくい絹などは、毛玉ができにくい素材と言えます。また、動物繊維であってもアルパカやモヘアなどは繊維の構造上、毛玉ができにくい素材です。
毛玉ができやすい場所
毛玉ができやすいのは、服の脇や袖の内側、リュックやバッグと擦れる部分など、摩擦が起きやすい部分。重ね着によっても摩擦が起きるので、毛玉ができやすい素材のアイテムを選ぶときには注意が必要です。
自宅でできる毛玉の取り方
ニットやコートなどの衣類にできた毛玉は、専用のアイテムを使用して取るとスムーズです。大切な衣類も傷つけにくいでしょう。
毛玉取りブラシで取る
毛羽立った衣類には、毛玉取りブラシがおすすめ。ブラッシングすることで、毛羽立った繊維を整えながら、毛玉を取り除けます。
衣類を平らなところに置き、毛玉の部分を優しくなでるようにブラッシングするのが基本。毛の流れに沿ってなでるように動かすのがポイントです。
毛玉取り機で取る
毛羽立ちの少ない衣類やローゲージニットにできた毛玉には、毛玉取り機の使用がおすすめです。モーターによって刃を回転させ、毛玉をカットします。セーフガード付きの毛玉取り機であれば生地を傷つけにくいので、より安心して使用できるでしょう。
毛玉の気になる部分に毛玉取り機をあて、くるくると回しながら毛玉を取るのがコツ。カッター刃の高さが合っていないと毛玉が取れなかったり、服に穴があいたりするのでしっかりと確認しましょう。
毛玉のNGな取り方
毛玉の取り方のなかには、避けた方が良い方法もあります。NGな取り方をすると生地の傷みにつながるため、注意しましょう。
手でつまんで取る
毛玉をつまんでむしり取る方法は、ついやってしまいがちです。しかし、繊維が引っ張られて毛玉ではない部分も傷めてしまうので避けましょう。
ハサミ・カミソリを使用して取る
手持ちのハサミやカミソリを使うのも避けたい方法です。毛玉を切る際に誤って生地まで切ったり、穴があいたりする可能性があります。
スポンジで擦って取る
スポンジで生地を擦ると毛羽立ちがさらにひどくなり、毛玉が増えてしまうことがあります。また、スポンジによって繊維が引っ張られるため、生地の傷みにもつながります。
粘着テープを使用して取る
ガムテープやコロコロなどの粘着面をあてて毛玉を取る方法も避けましょう。毛玉をむしり取ることになり、生地が傷んでしまいます。また、テープに使用されている粘着剤が生地に付いてしまう可能性もあります。
冬服の毛玉を予防するお手入れのコツ4選
ニットやコートといった冬服のお手入れのコツを押さえ、毛玉を予防しましょう。お手入れの主なコツを4つ紹介します。
1. 着用後はブラシをかける
毛玉ができやすい服は、帰宅後のブラッシングを習慣にしましょう。ブラシをかける際は、毛並みが一定方向になるよう意識するのがコツ。さまざまな方向にブラッシングすると、毛が絡まって毛玉ができやすくなります。
2. 手洗いまたはネットに入れて洗う
ニットに毛玉ができるのを防ぐには、手洗いをするのがおすすめです。洗濯機で洗えるニットの場合も、裏返して洗濯ネットに入れると摩擦が軽減されます。脱水は「弱」モードで時間も短めに設定しましょう。また、柔軟剤を使用すれば静電気が抑えられ、毛玉ができるのを防げます。
3. 毛玉防止スプレーを活用する
静電気を防ぎ、服をコーティングして摩擦による毛玉をできにくくする、毛玉防止スプレーの使用も効果的です。除菌、消臭効果が期待できる毛玉防止スプレーであれば、頻繁に洗濯やクリーニングができない衣類にもおすすめです。
4. 収納方法を工夫する
コートはブラッシングや毛玉防止スプレーをした後、たたまずにハンガーに吊るし、ラックにかけておきましょう。セーターやカーディガンなどは、ハンガーにかけると摩擦が起きて毛玉ができやすいため、たたんで収納します。
その際、収納ケースを活用してアイテム別に整理すると便利です。収納ケースを置くスペースがない場合は、釣り下げ収納を活用するのも良いでしょう。
ニットなどの冬服のお手入れはプロに任せるのもおすすめ!
特に大切な衣類のお手入れは、クリーニング店やリフォーム店などプロに任せるのも1つの方法です。プロのお手入れによって、大切な服をよりきれいな状態に保てます。
プレミアム・アウトレットにある「ママのリフォーム」は、洋服のお直し専門店。ファスナーの修理やウエストのサイズ直し、パンツの裾上げなどのサービスを提供しています。衣類の困りごとがあれば、プレミアム・アウトレットへ出かけた際に、お店のスタッフに相談してみてはいかがでしょうか。
毛玉の取り方を知って、冬服のお手入れに活かそう
ニットやコートなどにできた毛玉は、専用のアイテムを使って取り除くのがおすすめです。着用後はブラッシングや毛玉防止スプレーを活用すると、毛玉予防になります。摩擦を軽減できるよう収納方法も工夫して、お気に入りの冬服を毛玉のないきれいな状態に保ちましょう。
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