美濃焼を巡るほっこり大人旅:土岐プレミアム・アウトレット&周辺の素敵スポットで美濃焼の魅力にふれる
最近「ホームパーティーを開く機会が増えた」という方や「器選びにハマっている」という方もいるのでは?今回は焼き物初心者の女性2人組が、美濃焼で有名な土岐市・多治見市を巡り、器選びや土岐プレミアム・アウトレットでショッピングも楽しむ欲張り旅を決行するとのことで取材しました。果たしてお気に入りのアイテムは見つかるのでしょうか?
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公開日:2020.07.02 最終更新日:2022.12.09
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目次
「美濃焼」の街を巡る
今回2人が訪れたのは、岐阜県土岐市と多治見市。
ここは、日本に流通する陶磁器のおよそ60%を占めると言われている「美濃焼(みのやき)」の産地なのです。(美濃焼の産地である土岐市・多治見市・瑞浪市は「東濃エリア」と呼ばれています。)
美濃焼は多様な色・形が特徴。「特徴がないのが美濃焼の特徴」と言われるほどなんです。型にとらわれない自由な作風の陶磁器の中から自分のお気に入りを見つけることができるため、器の初心者にはぴったりなんですよ。
ここは、日本に流通する陶磁器のおよそ60%を占めると言われている「美濃焼(みのやき)」の産地なのです。(美濃焼の産地である土岐市・多治見市・瑞浪市は「東濃エリア」と呼ばれています。)
美濃焼は多様な色・形が特徴。「特徴がないのが美濃焼の特徴」と言われるほどなんです。型にとらわれない自由な作風の陶磁器の中から自分のお気に入りを見つけることができるため、器の初心者にはぴったりなんですよ。
道の駅『志野・織部』で美濃焼ショッピング&東海グルメを堪能!
たくさんの美濃焼を一度に見られる道の駅『志野・織部』
旅のはじめに2人が訪れたのは、土岐市にある道の駅『志野・織部』。ここでは、美濃焼のギャラリー見学や、色々な窯元の器が購入ができます。まずは広いフロアにずらっと並ぶ、美濃焼の数々をチェック!
お酒大好きな2人が気になるのは、徳利。モダンでシンプルなものから、かわいい絵付けがされたものまで、徳利一つとっても、とにかくデザインの幅が広い!
『峠の茶寮 みわ屋』で絶品ひつまぶしを食す
朝早く家を出発した2人。まだお昼前なのにすっかりお腹が空いてしまいました。
ここ道の駅『志野・織部』には食事やスイーツを楽しめるお店も!朝10時からオープンしている『峠の茶寮 みわ屋』で、早めのお昼にすることにしました。
上の写真は『峠の茶寮 みわ屋』に来たら絶対食べたい「みわ屋膳」。ひつまぶし・うどん・天ぷら・小鉢がついて1,550円です。天ぷらは抹茶塩でいただきます。
ここ道の駅『志野・織部』には食事やスイーツを楽しめるお店も!朝10時からオープンしている『峠の茶寮 みわ屋』で、早めのお昼にすることにしました。
上の写真は『峠の茶寮 みわ屋』に来たら絶対食べたい「みわ屋膳」。ひつまぶし・うどん・天ぷら・小鉢がついて1,550円です。天ぷらは抹茶塩でいただきます。
香ばしいうなぎが、もう絶品!もちろんお出汁もついて、お茶漬け風にも食べられますよ。
こちらは、色んなお料理が一度に食べられる「織部膳」!お刺身・焼物・煮物・揚物・茶碗蒸しなどがついて、なんと1,500円というお得さ。こちらは、天ぷらをお出汁でいただきます。
お刺身も天ぷらも!色んなものが一度に食べられて幸せ。この日の焼物はうなぎで、お得な気分に♡
※価格はすべて税込表示・2020年3月時点のものです。
『市之倉さかづき美術館』で盃の歴史を学ぶ
道の駅から30分ほどドライブして2人が訪れたのは、多治見市市之倉にある『市之倉さかづき美術館』。
美濃焼が発展し全国に流通した理由の1つが、地域ごとに特有の焼き物が作られたこと。例えば多治見市高田では徳利、笠原町ではタイル、市之倉では盃など、各地で生産される焼き物が細分化され、技術が発展してきました。
『市之倉さかづき美術館』は、その名の通り盃をメインに展示した美術館。1階では盃の歴史やその時代を表す作品の展示・企画展、2階は地元にゆかりのある人間国宝・巨匠の作品を展示しています。
美濃焼が発展し全国に流通した理由の1つが、地域ごとに特有の焼き物が作られたこと。例えば多治見市高田では徳利、笠原町ではタイル、市之倉では盃など、各地で生産される焼き物が細分化され、技術が発展してきました。
『市之倉さかづき美術館』は、その名の通り盃をメインに展示した美術館。1階では盃の歴史やその時代を表す作品の展示・企画展、2階は地元にゆかりのある人間国宝・巨匠の作品を展示しています。
陶磁器の盃が流通し始めたのは、熱燗が普及し始めた江戸時代後期なのだそう。当時、資源に乏しく山に囲まれて交通の便が悪かった市之倉では、少ない資源で生産できて持ち運びしやすいサイズである盃が特産品となりました。
2人が見入っているのは、明治期に活躍した名工たちによって生み出された、繊細な絵付けが特徴の盃。
こちらは、底が透けて見えるくらい薄い盃である「透かし盃」。盃の底には美人画の絵付けがあるものも。美しい女性がお酒を注いだ盃の中でゆらゆらと揺れる。そんな大人の洒落のきいた盃、面白いですよね!
美術館には、戦争に行く人を送り出すときや帰還を祝う際に使われた盃である「兵隊盃」や、置くと倒れてお酒がこぼれてしまうもの、底に穴が空いているものなど、お酒を飲み干すまで置くことができない形状の「可盃(べくはい)」なども展示されています。その時代における人々の願いや風習が盃の形やデザインから想像でき、とても興味深い時間に!
『市之倉さかづき美術館』にはショップも併設されています。クラフト作家による作品が多数販売されているため、きっとあなたのお気に入りが見つかるはず!
『多治見市モザイクタイルミュージアム』でうっとりする光景に出会う
タイルの生産量が日本一である多治見市笠原町。特に50平方センチメートル以下のモザイクタイルの生産が発展してきました。多治見市には建築家・藤森照信氏が設計した『多治見市モザイクタイルミュージアム』があります。
粘土の採掘場を表現したという建築。まるで山のような見た目の建物の正面には、小さなドア。
その周りに埋め込まれ、陽の光を反射してキラキラと輝くタイルや陶器の破片。なんだかとってもメルヘンな見た目に2人も大はしゃぎです。
最上階である4階まで続く階段。陽の光が差し込む洞窟の中を進んでいるようです。
4階は藤森氏が集めた、地元の方々のモザイクタイルを使ったコレクションが並びます。実は天井には大きな空洞が!それをグルッと囲むように設置されたタイルのカーテンに日が差し込んでいました。眩しさに思わず目を細めてしまうけれど、しばらくそこに立ち尽くしてしまうくらい幻想的な光景。
『多治見市モザイクタイルミュージアム』の1階にあるショップには、さまざまな形や色のモザイクタイルを選んで自分だけのコースターをつくることができるキットも!タイルを使ったオリジナルのコースターで、ホームパーティーを華やかに飾ってみたいですよね。
『土岐プレミアム・アウトレット』でお買い物!
美濃焼の歴史や魅力を学び、その美しさや手触りを堪能した2人。いくつか器を買ったものの、まだまだお買い物欲が収まらない!ということで、ホームパーティーで使う器やキッチン・テーブルウェアを求めて『土岐プレミアム・アウトレット』へやってきました。
こちらのアウトレットは、空気の澄んだ高台に位置しており、御岳山や中央アルプスを眺められます。ここが、ロッキー山脈があるアメリカ・コロラド州をイメージして作られた施設と聞いて、思わず納得!開放感にあふれた施設でショッピングを楽しむひとときは、まるで海外旅行での1ページのよう。
『土岐プレミアム・アウトレット』の北端にあるMaple Court(メープルコート)には、展望広場とベンチがあります。ここから見る土岐市内の景色が本当にキレイ!夜景も楽しむことができるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
このアウトレットには老若男女、誰しもが楽しめるショップがいっぱい!
特にカジュアルファッションブランドのラインナップが充実していて、『Journal Standard』や『Beams』などのセレクトショップはもちろん、『Diesel』や『Spick and Span』、『Vis』なども出店しています。
『Ryota Aoki Pottery』で洗練された焼き物に出会う
まず訪れたのは、陶芸家・青木良太氏の作品を販売する『Ryota Aoki Pottery』。青木氏の作品の特徴は何といっても美しい色!青木氏は多治見市陶磁器意匠研究所で陶芸の基礎を学んだ際、釉薬(ゆうやく)の研究に没頭。釉薬を土にかけるのではなく、土に"混ぜる"ことで独特の色合いを出すことに成功したのだそう。
プレート、コップ、そしてなんと、陶器のワイングラスも。常識にはまらず革新的な作品を生み出す青木氏の美濃焼を、直接見て触って購入できる貴重なチャンスに2人とも大はしゃぎ!
鮮やかな色と曲線が美しいポット。『Ryota Aoki Pottery(リョウタアオキポッタリー)』には、何気ない日常をぱっと明るく彩ってくれる器がたくさんありました。
焼き物の街にある『土岐プレミアム・アウトレット』ならではのお店巡りができて、大満足な2人!
『たち吉』で美しいお箸を発見!
次に2人が向かったのは、陶磁器の老舗ブランド『たち吉』。ここで彼女たちの目に留まったのは、お箸でした。
『たち吉』には器だけではなく、カラフルで上品なお箸がたくさん、お得なお値段で揃っているんです!しかも、食洗機にも対応!
ホームパーティーではついつい割り箸やプラスチックのフォークやスプーンを出してしまいがち。でも、これからは大人の女性としてお箸やカトラリーにはこだわりたい!そんな思いもあって、2人はしばしお客様用のお箸選びに没頭しました。
カラフルで機能的なキッチンウェアの宝庫、『Le Creuset』
器やお箸を揃えたら、次は『Le Creuset(ル・クルーゼ)』に。
90年以上の歴史を持つフランスのキッチンウェアブランドである『Le Creuset』のショップは、とにかくカラフル!『Le Creuset』と聞くとすぐあの形が思い浮かぶ、定番の鋳物(いもの)・ホーロー鍋には、ご覧の通りたくさんのカラーバリエーションが。
せっかくホームパーティーを開催するならキッチンウェアにもこだわりたい!見た目が美しい『Le Creuset』のお鍋なら、そのままテーブルに置いても見栄えがいいし、気分も上がりますよね。
お店にはお鍋だけではなく、プレートやカップも。お鍋同様、豊富なカラーバリエーションがあります。ワントーンで色を揃えるべきか、あえて違う色のものを組み合わせるべきか。迷う時間も、とにかく楽しい♡
新しいアイテムを無事ゲット!ホームパーティーで何を作るか、今から楽しみですね。
あなたも美濃焼を巡る大人旅を楽しんで!
美濃焼に関する施設巡りからショッピングまで楽しんだ今回。『土岐プレミアム・アウトレット』やその周辺には、器にこだわりたい女性がワクワクするスポットやショップがたくさんあります。ぜひ、あなたも魅力あふれる美濃エリアを巡ってみてくださいね!
※出店施設は記事公開日時点での情報です。最新情報は各施設の公式Webサイトをご確認ください。
※店舗により取扱商品が異なります。記事内で紹介された商品の取り扱いがない場合もございますので、予めご了承ください。
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