【初心者向け】トレッキングシューズの選び方|お手入れ方法やおすすめブランドも紹介
登山デビューの際に揃えておきたいアイテムの1つであるトレッキングシューズ。歩くコースに合わせてカットやソール(靴底)、素材を選ぶことがポイントです。この記事では、トレッキングシューズの選び方の基本を解説!また、サイズ選びのポイントやお手入れ方法、プレミアム・アウトレットの人気アウトドアブランドも紹介します。
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公開日:2022.04.27
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目次
- トレッキングシューズの特徴
- ソールに剛性がある
- 足首のサポート力が高い
- 防水性を備えている
- トレッキングシューズの選び方
- カットの高さで選ぶ
- ソールの硬さで選ぶ
- 素材の機能性で選ぶ
- トレッキングシューズのサイズ選びの手順とポイント
- ①靴下を履いて試し履きをする
- ②指1本分ほど余裕があるか確認する
- ③足の甲やサイド、くるぶし部分のフィット感をチェックする
- ④実際に歩いて履き心地を確かめる
- トレッキングシューズのお手入れ方法
- トレッキングシューズのおすすめブランド
- Danner(ダナー)
- Columbia Sportswear(コロンビア スポーツウェア)
- Merrell(メレル)
- The North Face(ザ・ノース・フェイス)
- 自分にぴったりのトレッキングシューズを選んで登山を楽しもう!
トレッキングシューズの特徴
トレッキングシューズは、山道を安全かつ快適に歩けるよう工夫されています。まずは、トレッキングシューズの特徴を押さえておきましょう。
ソールに剛性がある
トレッキングシューズに使用されるソールは、一般的なスニーカーなどに比べて剛性があるのが特徴です。登山では、でこぼこ道など足元が不安定な場所を歩くことがあるため、普段履きのスニーカーで歩くと足が疲れたり、滑って転倒したりすることも。ソールに剛性があるトレッキングシューズであれば、疲れにくく安定して歩けます。
足首のサポート力が高い
足首のサポート力が高く、歩きやすいことも特徴です。足首部分のカットの高さは、低いものから高いものまであります。アップダウンが少ない里山の道などを歩くのに向いているのは、カットが低めのタイプ。一方、カットが高いものは、バランスを崩した時でも足首をひねりにくい構造になっているので、整備されていない足場の悪い場所に向きます。
防水性を備えている
防水機能を備えているのも特徴です。登山中は突然の雨に降られたり、沼地を歩いたりすることがあります。雨や水で靴の中が濡れると不快なだけでなく、マメができて歩くのが困難になることも。防水性のあるトレッキングシューズなら、雨の日や沼地でも快適に歩くことができます。
トレッキングシューズの選び方
次に、初心者が押さえておきたいトレッキングシューズの選び方を紹介します。トレッキングシューズは、ソールやカット、素材の違いに着目し、歩くコースに適したものを選ぶことが大切です。
カットの高さで選ぶ
トレッキングシューズのカットの高さには、以下の3種類があります。
①ローカット
くるぶしが見える程度のカットの高さ。足首を自由に動かせるので歩きやすいのが特徴です。標高差のない山、整備された道でのハイキング、里山でのキャンプなどに向いています。
くるぶしが見える程度のカットの高さ。足首を自由に動かせるので歩きやすいのが特徴です。標高差のない山、整備された道でのハイキング、里山でのキャンプなどに向いています。
②ミドルカット
くるぶしが隠れる程度のカットの高さです。適度に足首を保護しつつ、歩きやすさも兼ね備えているため、整備された登山道や日帰り登山に適しています。普段使いから登山まで幅広いシーンで活用できるので、登山初心者は1足持っておくと便利でしょう。
くるぶしが隠れる程度のカットの高さです。適度に足首を保護しつつ、歩きやすさも兼ね備えているため、整備された登山道や日帰り登山に適しています。普段使いから登山まで幅広いシーンで活用できるので、登山初心者は1足持っておくと便利でしょう。
③ハイカット
足首をしっかりと固定するカットの高さです。靴の中で足が前後や横に滑らず安定感があるため、不整地でも歩きやすいでしょう。標高差が高いコースや足場が悪い山道、重い荷物を背負いながらの登山に適しています。
足首をしっかりと固定するカットの高さです。靴の中で足が前後や横に滑らず安定感があるため、不整地でも歩きやすいでしょう。標高差が高いコースや足場が悪い山道、重い荷物を背負いながらの登山に適しています。
ソールの硬さで選ぶ
ソールの硬さも主に3つのタイプがあります。
①やわらかいソール
スニーカーのようにソールが曲がり歩きやすいので、タウンユース(普段履き)にも使えます。アスファルトや整備された山道などでのハイキングに向いている他、キャンプなどの野外イベントにもおすすめです。
スニーカーのようにソールが曲がり歩きやすいので、タウンユース(普段履き)にも使えます。アスファルトや整備された山道などでのハイキングに向いている他、キャンプなどの野外イベントにもおすすめです。
②中程度の硬さのソール
ソールが適度に曲がる硬さです。重い荷物を背負っている時や、不安定な場所を歩く時でも足が疲れにくいため、日帰りの登山から富士登山まで幅広く使えます。
ソールが適度に曲がる硬さです。重い荷物を背負っている時や、不安定な場所を歩く時でも足が疲れにくいため、日帰りの登山から富士登山まで幅広く使えます。
③硬いソール
ソールが硬く曲がりにくいタイプは、岩稜帯での登山や縦走路に向いています。上級者向けの登山用トレッキングシューズに使用されることが多いソールです。
ソールが硬く曲がりにくいタイプは、岩稜帯での登山や縦走路に向いています。上級者向けの登山用トレッキングシューズに使用されることが多いソールです。
素材の機能性で選ぶ
トレッキングシューズに使われる素材は、主に革・ナイロン・ゴアテックスの3種類です。
①革素材
重量感があり、耐久性と防水性に優れています。ただし、革素材はカビが生えやすいため、お手入れの必要があります。
重量感があり、耐久性と防水性に優れています。ただし、革素材はカビが生えやすいため、お手入れの必要があります。
②ナイロン素材
耐久性・防水性は革素材よりもやや劣りますが、軽くて歩きやすいという特徴があります。
耐久性・防水性は革素材よりもやや劣りますが、軽くて歩きやすいという特徴があります。
③ゴアテックス
防水性・耐久性・透湿性に優れているため、多くのトレッキングシューズに使用されています。価格は少々高めですが、1つ持っておくと便利でしょう。
防水性・耐久性・透湿性に優れているため、多くのトレッキングシューズに使用されています。価格は少々高めですが、1つ持っておくと便利でしょう。
トレッキングシューズと一緒に揃えておきたい登山服の選び方については、こちらの記事をチェックしてみてください。
トレッキングシューズのサイズ選びの手順とポイント
トレッキングシューズのサイズを選ぶ際は大きさだけでなく、フィット感、歩きやすさなどをチェックしましょう。トレッキングシューズのサイズ選びの手順とポイントを紹介します。
①靴下を履いて試し履きをする
トレッキングシューズは、靴下を履いて試し履きすることが重要。靴下によってフィット感が変わってくるので、実際に登山用の靴下を持参し、それを履いた状態で試し履きしましょう。
②指1本分ほど余裕があるか確認する
靴ひもを緩めて足を入れ、かかとに余裕があるかを確認します。つま先が内側の先端にあたっている状態で、かかとに指が1本入るぐらい(約1~1.5センチ)の余裕があるのがちょうど良い大きさです。
③足の甲やサイド、くるぶし部分のフィット感をチェックする
続いて、履いた時のフィット感を確認。つま先が内側の先端にあたった状態から、かかと側へ足を移動させると、つま先側に指1本分ぐらいの余裕が出てきます。この状態で、つま先側から順番に靴ひもを締めていきます。その際に、足の甲やサイド、くるぶし部分などがきつくないかチェックしましょう。
④実際に歩いて履き心地を確かめる
靴ひもを締めたら、店内を実際に歩いてみてください。店内に階段がある場合は、上り下りして履き心地や歩き心地を確認してみましょう。全体的なフィット感に加え、下りた時につま先部分に余裕があるか、かかとが浮き上がらないかもチェック。メーカーによってソールの硬さや靴幅などが異なるので、履き比べてみることをおすすめします。
トレッキングシューズのお手入れ方法
登山で汚れたトレッキングシューズをそのままにしておくと、劣化を早める原因になります。使用後のお手入れ方法と保管方法のポイントを押さえて、きちんとケアしましょう。
①使用後のお手入れ
使用後は、泥を完全に乾かし、やわらかいブラシや布で汚れを落とします。汚れがひどい場合は、水で濡らして絞ったタオルや水を付けたブラシで優しくこすると、落としやすくなります。風通しの良いところで乾かし、防水スプレーをかけておきましょう。
使用後は、泥を完全に乾かし、やわらかいブラシや布で汚れを落とします。汚れがひどい場合は、水で濡らして絞ったタオルや水を付けたブラシで優しくこすると、落としやすくなります。風通しの良いところで乾かし、防水スプレーをかけておきましょう。
②保管方法
型崩れを防ぐために新聞紙を詰め、靴ひもを締めた状態で保管します。カビが生えないように箱には入れず、風通しの良い場所に置きましょう。直射日光が当たる場所や湿度の高い場所で保管するのは避けてください。
型崩れを防ぐために新聞紙を詰め、靴ひもを締めた状態で保管します。カビが生えないように箱には入れず、風通しの良い場所に置きましょう。直射日光が当たる場所や湿度の高い場所で保管するのは避けてください。
トレッキングシューズのおすすめブランド
トレッキングシューズは、人気のアウトドアブランドからも販売されています。ここでは、プレミアム・アウトレット内にある、トレッキングシューズを扱うアウトドアブランドを紹介します。それぞれのブランドで履き比べて、自分に合ったものを見つけましょう!
※時期により取扱商品が異なります。最新情報は店舗にご確認ください。
※時期により取扱商品が異なります。最新情報は店舗にご確認ください。
Danner(ダナー)
1932年にアメリカで創業したシューズメーカー。業界で初めて、ゴアテックス使用のシューズを展開したことで知られています。軽量で快適な機能性に優れたトレッキングブーツは、アウトドアシーンで活躍すること間違いなし!また、カジュアルな装いに合わせるファッションアイテムとしても人気があります。
Columbia Sportswear(コロンビア スポーツウェア)
アメリカオレゴン州で生まれたアウトドアブランドです。機能性や耐久性に優れたウェアでよく知られていますが、トレッキングシューズも人気!スタイリッシュなデザインや豊富なカラーバリエーションが特徴です。おしゃれなトレッキングシューズを選んで、足元までスタイリッシュに仕上げましょう!
Merrell(メレル)
本格的なアウトドア用からカジュアルな普段用まで、多彩なアイテムが揃うアメリカ発のブランド。アウトドアシューズは防水性と防滑性を備えており、長時間履いても疲れないようなさまざまな技術が施されています。ハイキングや軽登山にぴったりのモデルや、軽量で履き心地がソフトなトレッキングシューズがラインナップしているので、用途や歩くコースに合わせて選ぶと良いでしょう。
The North Face(ザ・ノース・フェイス)
アメリカカリフォルニア発のアウトドアブランドです。アイテムの機能性とデザイン性が高いことから、世界的な人気を誇っています。キャンプや登山用のウェア・シューズなどもあり、アウトドア派に嬉しい幅広い品揃えが魅力!おしゃれなアウトドアウェアに合うトレッキングシューズをゲットできるでしょう。
アウトドアの服装について悩んだ時は、こちらの記事を参考にしてみてください!
自分にぴったりのトレッキングシューズを選んで登山を楽しもう!
トレッキングシューズは、歩きやすいようにさまざまな工夫が施されています。歩くコースに合わせて、カットの高さやソールの硬さ、素材を確認して選びましょう。また、自分のサイズに合ったものを選ぶことも大切。歩きやすいトレッキングシューズを見つけて、登山を楽しんでくださいね!
※出店施設は記事公開日時点での情報です。最新情報は各施設の公式Webサイトをご確認ください。
※店舗により取扱商品が異なります。記事内で紹介された商品の取り扱いがない場合もございますので、予めご了承ください。
※店舗により取扱商品が異なります。記事内で紹介された商品の取り扱いがない場合もございますので、予めご了承ください。