梅雨時期の湿気は洋服の大敵!大切な洋服を守る湿気・カビ対策を紹介

梅雨時期の湿気は洋服の大敵!大切な洋服を守る湿気・カビ対策を紹介

「湿気で洋服にカビが発生してしまった」「部屋干しで洋服がなかなか乾かない」など、梅雨時期ならではの洋服の悩みをお持ちの方も多いのでは?お気に入りの洋服を傷めないためにも、クローゼットの湿度管理や毎日の洗濯・乾燥を工夫しましょう。洋服の湿気・カビ対策や、カビが発生したときの対処法など、梅雨時期に注意しておきたい洋服の取り扱い方について解説します。
  • 公開日:2024.05.08

梅雨の湿気が洋服に与える影響

生乾きの洗濯物のニオイに悩む女性
梅雨の湿気は体の不快感に加え、洋服や住まいなどあらゆる部分に影響を与えます。具体的には、部屋干しの嫌なニオイや窓の結露など。
大切な洋服を守るために、クローゼットの湿気対策も意識しましょう。クローゼットに湿気が溜まったまま放置していると、洋服に嫌なニオイがついたり、カビやダニが発生して傷んだりする原因になります。

洋服を守る梅雨の湿気・カビ対策

クローゼットの適切な湿度は、40~60パーセントといわれています。40パーセント以下になると乾燥気味に、60パーセント以上になるとカビやダニが発生しやすくなります。梅雨の時期は湿度が特に上がりやすいので、洋服を守るために次のような工夫をしましょう。

クローゼットの扉をこまめに開けて風を通す

解放したクローゼット
梅雨時期はクローゼットの扉をこまめに開け、風を入れるようにしましょう。クローゼットは閉めきっていることがほとんどですが、湿気を飛ばすためには風を送ることが大切。
湿気を早く除去したいのであれば、サーキュレーターや扇風機を活用する方法も有効です。30分ほど風を送ることで、クローゼット内の空気が循環し、湿気が除去されます。雨が降る日ではなくできるだけ晴れた日を選んで行えば、より乾燥効果が期待できるでしょう。

クローゼット内にゆとりをもたせる

クローゼットの中の洋服
クローゼット内に収納する洋服の数にゆとりをもたせるのも、湿気対策の1つです。洋服や小物が詰まったクローゼットは空気が循環しないため、湿気が溜まりやすくなります。洋服は1センチメートルほど風が通る隙間を空けて収納しましょう。小物類も詰め込まないよう意識します。

除湿剤を活用する

シリカゲルや除湿剤
クローゼット内に除湿剤を置くことも、湿気対策になります。洋服のニオイが気になるときは、脱臭効果のある除湿剤がおすすめ。湿気やニオイは下の方に溜まりやすいため、メインの湿気対策として置き型の除湿剤を床に配置しましょう。さらに、ハンガーのようにクローゼットのポールにかけるタイプの除湿剤を利用すれば、クローゼット上部の湿気対策になります。
洋服収納の際、湿気に弱いウールやシルクなどの天然素材は上、湿気に比較的強いコットンや化学繊維は下に収納するなどの工夫も試してみましょう。

洋服をしっかりと乾かしてから収納する

シャツをさわる手
梅雨時期は、雨や汗などによって着用した洋服が湿気を纏いやすくなります。湿った洋服をそのままクローゼットへ入れてしまうと、クローゼット内の湿度が高まるので注意が必要です。一度着用した洋服は、清潔を保つ意味でも洗濯・乾燥し、完全に乾かしてから収納します。
洗濯頻度の少ないアウターや羽織りものなども、風通しの良い場所にかけ、しっかりと乾かしてから収納しましょう。

洗濯・乾燥はこまめに、乾かし方も一工夫を

サーキュレーターの風が当たった洗濯物
洗濯物が乾きにくく部屋干しが増えがちな梅雨時期は、洗濯・乾燥の際に一工夫しましょう。特に、洗濯機に洋服を詰め込み過ぎないことが重要です。洋服を詰め込み過ぎると洗浄力が落ち、汚れが洋服に残ってしまいます。そして、その汚れがカビの栄養になることがあります。
また、洗濯後は早めに乾燥させることも大切です。湿ったまま放置しておくと、嫌なニオイの原因になります。部屋干しをする場合は、扇風機やサーキュレーターなどを使って早く乾かしましょう。洋服の水分は下に溜まるので、洗濯物の真横から洋服の下半分に風を当てるのがコツです。より早く乾くよう、洗濯物同士の間隔を空けるなどの工夫も取り入れてみてください。

洋服にカビが発生したときの対処法

洋服にカビが発生したら、まずはアルコールや漂白剤を使って対処してみましょう。どうしても落ちないカビは、クリーニングに出すのも手です。

アルコールを使って落とす

アルコールが入ったスプレー容器
白くふわふわとしたほこりのようなカビは、白カビと呼ばれます。消毒用のアルコールを使うと比較的簡単に落とせるので、以下の手順を参考に試してみましょう。
1. ブラシなどを使って洋服の汚れを落とす。
2. カビ部分にアルコールを軽く湿る程度吹きかける。
3. ティッシュや布などを使って優しくアルコールを拭き取る。
4. 洗濯して干す。

漂白剤を使って落とす

漂白剤につけた洋服
アルコールでは落ちないカビは、漂白剤を使って落とします。特に黒カビは繊維の奥まで入り込んでいる場合があるので、落とすには根気が必要。具体的な手順は以下の通りです。
1. カビ部分に酸素系漂白剤を塗布する。
2. 漂白剤のパッケージに記載の分量で漂白剤溶液を作り、洋服全体をつけ置く。
3. カビが落ちたら洗濯して干す。
※漂白剤が使用不可のデリケートな洋服には使えない方法なので、注意しましょう。

クリーニングに出す

クリーニング後の洋服
上記の方法で落ちないカビや漂白剤を使えない洋服の場合は、クリーニング店に依頼しましょう。ただし、黒カビは対応してもらえない場合があるので、事前に確認するのが良いでしょう。

梅雨の湿気・カビから大切な洋服を守ろう

洗濯した洋服を見て笑顔になる女性
湿気がこもりやすい梅雨時期は、大切な洋服を守るための湿気・カビ対策が必要です。洋服を収納するクローゼット内の環境を日頃から整えておけば、湿気やカビを防げるでしょう。湿度管理に気をつけて、お気に入りの洋服とともに梅雨時期を乗り越えましょう。
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