氷瀑・氷柱を見に行こう! 神秘的な冬景色を楽しめるスポット7選
滝が真っ白に凍結した「氷瀑(ひょうばく)」や水のしずくが凍った「氷柱(つらら)」は、寒い時期にしか見られない冬ならではの絶景です。そのため氷瀑・氷柱が見られるスポットは、冬のお出かけ先として人気。今回は、全国からピックアップした氷瀑・氷柱スポットを紹介します。見学の際の注意点もしっかりと押さえて、神秘的な冬景色を安全に楽しみましょう。
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公開日:2024.01.12
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目次
氷瀑・氷柱とは
氷瀑(ひょうばく)とは氷結した滝のことで、主に気温が氷点下まで下がる地域で見られる自然の芸術です。厳しい寒さが数日間続くことでつくられます。似た現象である氷柱(つらら)は水滴が垂れてできた氷の柱のこと。スポット情報や注意点をチェックして、冬ならではの光景を見に出かけましょう!
氷瀑・氷柱を見に行くときの注意点
氷瀑や氷柱ができるのは寒さが厳しい時期。服装や装備、移動手段などの安全面を考慮し、しっかりと準備をしてから出かけましょう。
【服装・装備】十分な厚着と雪道対策をする
氷瀑や氷柱を見に行くときは、寒さ対策として十分に厚着をしていきましょう。ダウンコートや保温性のあるインナーなどの防寒着に加え、手袋や耳まで覆える帽子などもあるとより暖かく過ごせます。
雪道では滑る可能性があるため、足元はスパイクブーツなどがおすすめ。スポットや天候によっては、足元の滑り対策としてアイゼンや杖、氷の落下に備えたヘルメットを準備して行く必要があります。
雪道では滑る可能性があるため、足元はスパイクブーツなどがおすすめ。スポットや天候によっては、足元の滑り対策としてアイゼンや杖、氷の落下に備えたヘルメットを準備して行く必要があります。
お出かけ時の防寒グッズについては、こちらの記事も参考にしてみてください!
【移動手段】車の装備を万全にする
車で氷瀑・氷柱スポットへ行く場合は、スタッドレスタイヤやチェーンをあらかじめ準備しておきましょう。また装備を万全にしていても、積雪により道路状況が悪化することもあるため、運転には十分な注意が必要です。運転が不安な場合や、駐車場が満車になる心配がある場合は、公共交通機関の利用も検討しましょう。
【その他】ツアーでの訪問も検討する
初めて氷瀑・氷柱スポットへ行くなら、ツアーでの参加も検討してみましょう。スポットまでの道のりには積雪や路面凍結がよくあるので、雪道に不安がある方におすすめです。ツアーには道路状況や天候を把握しているガイドが同行するため、初心者でも安心して氷瀑・氷柱の景色を楽しめます。
【関東】氷瀑・氷柱が見られるスポット
ここからは、全国からピックアップした氷瀑・氷柱スポットを紹介します。まずは関東エリアの埼玉・茨城・栃木にある、氷瀑・氷柱の神秘的な景色が見られるスポットをチェック!
【埼玉】三十槌の氷柱(みそつちのつらら)
高さ約8メートル、幅約30メートルにも及ぶ巨大な氷柱が見られる冬の観光名所です。例年1月中旬~2月中旬に氷柱が見られます。また毎年1月~2月にはこの三十槌の氷柱を中心とした「大滝氷まつり」が開催され、氷柱が幻想的にライトアップされます。
【埼玉】尾ノ内氷柱(おのうちつらら)
氷柱と吊り橋がつくり上げる神秘的な景色を楽しめるスポット。吊り橋の上から見る氷柱と滝は、秘境ならではと言える圧巻の光景です。
また、土日祝(1月27日~2月12日の間)に行われる夜間のライトアップも必見!より幻想的な雰囲気を味わえます。
【埼玉】あしがくぼの氷柱(あしがくぼのひょうちゅう)
高さ約30メートル、幅約200メートルの壮大な氷の世界が広がるスポット。西武鉄道の芦ヶ久保駅からほど近く、電車の車窓からも絶景を望めます。
また金土日祝にはライトアップも行われ、より神秘的な光景が楽しめます。土日祝は事前予約が必要なので注意しましょう。
【茨城】袋田の滝(ふくろだのたき)
日本三名瀑の1つとして知られる国名勝です。高さ約120メートル、幅約73メートルの巨大な滝が凍る姿は圧巻。近年は温暖化の影響もあり完全凍結することは少なくなっていますが、7割程度の凍結でも十分な迫力があります。陽が昇るに連れて滝の凍結が溶け出すため、観賞は朝方がおすすめです。
袋田の滝では、滝のライトアップや光のトンネルが楽しめる『大子来人2023~ダイゴライト~』も開催されています。開催期間中は営業時間が下記に変更になるため、確認してから訪れましょう。
『大子来人2023~ダイゴライト~』
▼開催期間:2023年10月1日(日)~2024年1月31日(水)
▼滝のライトアップ: [10月〜11月]日没~20:00 [12月〜1月]日没~19:00
▼光のトンネル: [10月〜11月]8:00~20:00 [12月~1月]9:00~19:00
※詳細は大子町観光協会のHPでご確認ください。
▼開催期間:2023年10月1日(日)~2024年1月31日(水)
▼滝のライトアップ: [10月〜11月]日没~20:00 [12月〜1月]日没~19:00
▼光のトンネル: [10月〜11月]8:00~20:00 [12月~1月]9:00~19:00
※詳細は大子町観光協会のHPでご確認ください。
【栃木】華厳滝(けごんのたき)
先に紹介した、茨城の袋田の滝と並ぶ日本三名瀑の1つ。紅葉の名所としても知られており、滝の多い日光の中でも特に有名な場所です。シーズンには、エレベーターで約100メートル下の観瀑台へ行き、絶好の位置から氷瀑を眺められます。
※ライトアップなし
※ライトアップなし
【栃木】雲竜渓谷(うんりゅうけいこく)
日光連山の中でも代表的な渓谷です。谷壁の一面に大きな氷柱が形成され、「氷の神殿」「氷の回廊」などと呼ばれています。渓谷の上流にある滝では氷瀑もでき、そこでアイスクライミングを楽しむ人も見られます。
幾筋もの滝が氷結し、さまざまな形の氷瀑を見られるのが特徴。氷瀑まで約3時間ほど歩くため、雪山の知識や装備が必要です。初心者はガイドが帯同する体験ツアーに参加しましょう。
※ライトアップなし
※ライトアップなし
【関西】氷瀑・氷柱が見られるスポット
関西エリアからは、兵庫の氷瀑・氷柱スポットを紹介します。
【兵庫】黒滝(くろたき)
巨大な一枚岩からすだれ状に落ちる滝の美しい姿が有名な氷瀑スポットです。高さ約4メートル、幅約30メートルの滝が氷結する光景は圧巻で、「三木のナイアガラ」とも呼ばれています。ただし、氷結は毎年起こるわけではないので、確認してから訪れましょう。
吉川町に残る民話では、このスポットを訪れたカップルは幸せになると言い伝えられているので、デートにもおすすめです。
※ライトアップなし
※ライトアップなし
氷瀑・氷柱スポットで冬ならではの絶景を楽しもう
自然の造形美や荘厳な雰囲気を感じられる氷瀑・氷柱スポットは、冬のお出かけにぴったり!見に行く際は防寒対策や安全対策をしっかりと行いましょう。
氷瀑・氷柱観賞の帰りにプレミアム・アウトレットに立ち寄って買い物を楽しんだり、温かいグルメで一息ついたりするのもおすすめです!