仙台の桜の名所7選|見頃をチェックしてお花見へ出かけよう

仙台の桜の名所7選|見頃をチェックしてお花見へ出かけよう

「杜の都」と称される仙台には桜の名所が多く、春になると市内の至るところで美しい桜が咲き誇ります。東北一の大都市でありながら、豊かな緑に囲まれ自然を身近に感じられる仙台で、春の訪れを楽しみながらお花見を満喫してみませんか。仙台市内のおすすめの桜の名所を地域別に紹介します。
  • 公開日:2020.02.26 最終更新日:2025.03.16

【青葉区】仙台の桜の名所4選

仙台市の5区の中で、人口・面積ともに最大を誇る青葉区。近代的な都市機能と豊かな自然が調和するこのエリアでは、公園、城跡、お寺など、多彩な場所で美しい桜を楽しめます。

1. 昔からの花見の名所「西公園」

西公園の花見の風景
画像提供:(公財)仙台観光国際協会
「西公園」は仙台市内で最も古い都市公園であり、仙台市民に長年に渡り親しまれてきた憩いの場です。開園した明治時代には「桜ヶ丘公園」という名称でしたが、町の西側にあることから「西公園」と呼ばれるようになりました。園内には、蒸気機関車や芭蕉句碑など歴史を感じる見どころが豊富で、明治元年創業の茶屋もあります。
西公園の満開の桜
画像提供:(公財)仙台観光国際協会
また「西公園」は桜の名所としても有名。4月になると園内にある約200本の桜が咲き始め、見頃は4月中旬~4月下旬頃です。花見の時期には西公園花見広場も開設され、例年多くの花見客でにぎわいます。露店も立ち並ぶほか、夜間には提灯でライトアップされた夜桜が楽しめます。仙台市中心部からの交通の便が良く、気軽に足を運びやすいのも魅力です。

2. 桜を背にした伊達政宗騎馬像が優美「青葉山公園(仙台城跡)」

満開の桜と花びらが浮かぶ長沼
画像提供:仙台市
「仙台城跡」でもある「青葉山公園」は、石垣や復元された仙台城大手門脇櫓(おおてもんわきやぐら)などが残り、築城当時の面影を感じられるスポットです。仙台観光の定番として多くの人が訪れ、特に春には桜の美しい景色を求め、さらに多くの人でにぎわいます。
伊達政宗騎馬像と春の桜
画像提供:(公財)仙台観光国際協会
見頃は4月中旬~4月下旬で、仙台市博物館付近を中心に約480本の桜が咲き誇ります。仙台城大手門脇櫓と桜の情緒あふれる景観を楽しみながら散策しましょう。また仙台のシンボルである伊達政宗公の騎馬像が、桜を背景にして佇む姿も印象的。その他、無数の桜の花びらが水面に浮かぶ長沼や、桜並木が圧巻の桜の小径など見どころが多くあります。

3. 厳かな古社に桜が映える「仙台東照宮」

仙台東照宮の鳥居と桜
国の重要文化財に指定されている「仙台東照宮」は、仙台藩二代藩主の伊達忠宗公によって創建された神社で、徳川家康公をお祀りしています。例年4月上旬から中旬にかけて約80本の桜が咲き誇り、拝殿西側にはしだれ桜、境内北側には山桜の風情ある景観を楽しめるのが魅力です。
仙台東照宮を囲むように咲くさまざまな桜
さらに、毎年4月17日には例祭、4月の第3土日には春祭が開催されます。歴史の趣を感じる厳かな空間で、春の参拝を楽しんでみてはいかがでしょうか。

4. 可憐なコヒガンザクラを愛でる「錦町公園」

桜が彩りを添える春の錦町公園
画像提供:仙台市
「錦町公園」は、仙台市中心部の街中にありながら、広い芝生や豊かな緑が広がる開放感にあふれたスポット。このエリアのオアシス的存在として親しまれています。園内には遊具もあり、大人も子どもも快適に過ごせる環境です。
錦町公園の満開の桜がつくる花びらのじゅうたん
画像提供:仙台市
「錦町公園」で主に見られるのがコヒガンザクラ。 濃いピンクの小ぶりな花が可愛らしい桜で、3月下旬頃から咲き始めるため、一足早く春を感じられます。公園周辺には飲食店や商業施設が多く、お弁当や軽食をテイクアウトして、気軽にお花見を楽しむのもおすすめです。

【太白区】仙台の桜の名所2選

仙台市南西部に位置する太白区は、市内の埋蔵文化財の4割以上が集中する地域です。標高321メートルの太白山をはじめ、豊かな自然が多く残るエリアとしても親しまれています。

1. 500本を超える圧巻の桜「三神峯公園」

三神峯公園で咲き誇る桜
仙台市内の公園で最も多い、500本以上の桜が咲き誇る三神峯公園(みかみねこうえん)。仙台市街地を一望できる立地にあり、小高い丘全体が桜色に染まる美しい景色を楽しめます。
三神峯公園の桜の下で花見を楽しむ人たち
園内にはさまざまな品種の桜が植えられており、代わる代わる見頃を迎えるため、3月下旬~5月上旬までの長い期間にわたって桜を観賞できます。そのため、毎年多くの人が花見に訪れます。また、広い芝生広場もあり、家族連れにもおすすめ。レジャーシートを広げ、ピクニック気分で春の訪れを楽しんでみてはいかがでしょうか。

2. 多種の桜を観賞「野草園」

野草園のマメザクラ
「野草園」は、東北地方の野生植物を観察できる植物園です。園内にはさまざまな野生植物が植えられており、その中にはエドヒガン、オオヤマザクラ、ヤマザクラ、チョウジザクラなど、約10種類の桜が見られます。代表的な桜の品種であるソメイヨシノはありませんが、種類ごとの違いを楽しみながら桜を愛でるのも趣があります。
野草園のハンカチノキ
また、桜とともに春の花木を観賞できるのも「野草園」ならではの魅力です。春に花を咲かせる植物の中でも特に人気なのが、仙台市内では見られる場所が少ないハンカチノキ。そのほか、初夏の新緑や秋の紅葉など、四季折々の自然の表情を楽しむことができます。

【宮城野区】仙台の桜の名所1選

最後に、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「楽天モバイルパーク宮城」がある、仙台市北東部・宮城野区の桜の名所を紹介します。

1. 桜まつりでにぎわう「榴岡公園」

榴岡公園の桜
画像提供:(公財)仙台観光国際協会
「榴岡公園(つつじがおかこうえん)」は、仙台市内有数の桜の名所として有名です。3月下旬から4月にかけて、14種類約350本の桜が順次見頃を迎えます。

1695年に当時の仙台藩主であった伊達網村公が生母を偲び、釈迦堂の建立と桜の植樹を行ったことがこの公園の始まりです。当時植樹された桜で現在残っているのは1本のみですが、その後多くの桜が植樹され、春に園内を美しく彩るようになりました。
榴岡公園のしだれ桜
毎年3月下旬~4月には、桜まつりも開催されます。提灯や露店などが並び、夜は園内の灯りに照らされた夜桜も楽しめます。余裕をもってお花見を楽しみたい方には、有料の予約席がおすすめです。

お花見のあとは「仙台泉プレミアム・アウトレット」でショッピングも!

春の仙台泉プレミアム・アウトレット
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仙台の桜の名所で春ならではの景色を堪能しよう!

美しい桜の花
杜の都・仙台では、どの名所を訪れても美しい桜を堪能できます。桜まつりや夜桜のイベントが開催されるスポットも多いため、事前にチェックしてから訪れるのがおすすめです。満開の桜を眺めながら、春の訪れを存分に感じてみましょう。
※最新情報は各施設の公式Webサイトをご確認ください。
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