
佐賀県の魅力を未来へ!佐賀大学×船場×鳥栖プレミアム・アウトレットのタイルアートプランター制作プロジェクト
「未来に伝えたい、佐賀らしさ」をテーマに、佐賀大学×株式会社船場×鳥栖プレミアム・アウトレットの産学連携プロジェクトで制作された「タイルアートプランター」が、2025年4月19日(土)より、鳥栖プレミアム・アウトレットに設置されました!本プロジェクトでは、佐賀大学の学生たちがデザインを提案し、エシカルな素材で制作されたプランターが場内を彩ります。タイルアートプランターの魅力や制作の様子を紹介します。
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公開日:2025.05.27
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目次
鳥栖プレミアム・アウトレットに「佐賀らしさ」を伝えるタイルアートプランターが登場!

佐賀大学×株式会社船場×鳥栖プレミアム・アウトレット(運営:三菱地所・サイモン株式会社)の産学連携プロジェクトによって制作されたタイルアートプランター16点が、2025年4月19日(土)にお披露目されました!

「未来に伝えたい、佐賀らしさ」をテーマに佐賀大学の学生がデザインしたもので、佐賀を代表するイベント「バルーンフェスタ」や景勝として知られる「浜野浦の棚田」、県が誇るブランド「さがほのか」「佐賀牛」などをモチーフに、学生たちのフレッシュな視点で佐賀の魅力が表現されています。どの作品にも、佐賀の美しい風景や伝統を守り、後世へ残していきたいという学生たちの想いが込められており、見る人の心を温かくしてくれます。

このタイルアートプランターは、2025年4月の一部施設リニューアルに伴い新設された、フードコート前エリアとエントランスエリアのテラス席に設置されています。ゆったりとくつろげるよう、どちらのエリアにも大型ソファやパラソルが設置され、リゾート感たっぷり!色鮮やかなタイルアートプランターが新設エリアを華やかに彩り、訪れる人々が佐賀の魅力や文化を感じながら、心地良く過ごせる空間を演出します。

ショッピングの合間のひと休みはもちろん、フードコートやカフェでフードやドリンクをテイクアウトし、青空の下で食事を楽しむのもおすすめです。
<設置場所>
▼ エントランスエリア
▼ フードコート前テラス席エリア(インフォメーションセンター側)
▼ エントランスエリア
▼ フードコート前テラス席エリア(インフォメーションセンター側)
タイルアートプランター制作プロジェクトとは?

これまで、マルシェや各種イベントの開催を通じてエリアの魅力を発信し、地域とのつながりを深める取り組みを行ってきた鳥栖プレミアム・アウトレット。さらなる地域活性化につなげたいという想いから、今回のタイルアートプランター制作プロジェクトがスタートしました。
約半年間にわたるプロジェクトでは、鳥栖プレミアム・アウトレットが企画とデザインチェックを担当し、佐賀大学芸術地域デザイン学部の学生がデザイン提案とタイル貼りワークショップを実施。株式会社船場は空間デザインの監修、制作、設置施工を担当しました。
デザインは、「未来に伝えたい、佐賀らしさ」をテーマに、地域の伝統文化や風土をアート表現に取り入れている点が特徴です。鳥栖プレミアム・アウトレットを訪れた人々が佐賀の魅力を感じ、それを伝え、未来へと紡いでいってほしいという想いや、地域がより豊かに発展してほしいという願いが込められています。
タイルアートプランターにエシカルな素材を活用
プランターの一部には、佐賀県の名産である有田焼や伊万里焼をアップサイクルした素材やリサイクルタイル、余剰タイルなどのエシカルな素材が活用されています。地域や自然環境に配慮したエシカルな素材を使用することで、地元資源の循環と有効活用の大切さを伝えています。
べんじゃら

「べんじゃら」とは、有田焼の陶磁器片の廃材で、欠けたり割れたりして役目を終えた有田焼の茶わんをチップ状に粉砕・加工し、リサイクル建材として再生しています。
リサイクルタイル

リサイクルタイルの釉薬(ゆうやく:陶磁器などの表面を覆うガラス質の部分)の原料として、都市ごみ由来の「溶融スラグ」を活用しています。天然資源の保護などに貢献し、環境への負荷低減が期待できる素材として注目されています。
余剰タイル建材

今回のプロジェクトでは、アジアやヨーロッパ各国で、トレンドの変化により廃棄予定だったタイルも再利用しています。建材廃棄を削減することで、CO₂排出量の抑制につながります。
タイルアートプランター制作プロジェクトの様子
2024年9月30日から始動した本プロジェクトの取り組みを紹介します。
プロジェクトスタート/オリエンテーション(2024年9月)

2024年9月30日に鳥栖プレミアム・アウトレットと株式会社船場が、佐賀大学の学生12名を対象にオリエンテーションと意見交換を実施し、今回のプロジェクトがスタートしました。このオリエンテーションでは、アウトレットの施設概要や地域との取り組み、デザイン提案のテーマについての説明が行われました。

学生たちは制作に使用するタイルの見本も手に取り、イメージを膨らませていました。
佐賀大学よりデザイン提案・デザイン完成(2025年1月~2月)

佐賀大学の学生が30パターンを超えるデザインを提案し、鳥栖プレミアム・アウトレットと株式会社船場によるデザインチェックを経て、最終16デザインが決定しました。学生ならではの視点で描かれた多彩なデザインが並び、どのような作品が誕生するのか期待が高まります。
タイル貼りワークショップ(2025年2月~3月)
タイル貼りのワークショップを株式会社船場で実施しました。佐賀大学の学生たちが想いを込めながら、実際にプランターの制作に取り組みました。カラフルなタイルを一枚一枚貼り付け、世界にひとつだけのアート作品を作り上げます。
タイルアートプランター完成・設置(2025年4月)

佐賀大学の学生たちがデザインし、地域資源などを活用して制作した16点のタイルアートプランターがついに完成!2025年4月19日(土)にはお披露目の見学会が行われ、学生たちが作品に込められた想いを語りました。これらのプランターは、鳥栖プレミアム・アウトレットを訪れる人々を温かく迎え、佐賀の伝統文化や魅力を伝える存在となるでしょう。
佐賀県の魅力を伝えるタイルアートプランターで地域のより豊かな未来を!

佐賀大学、鳥栖プレミアム・アウトレット、株式会社船場の産学連携で制作したタイルアートプランターには、佐賀の伝統文化や魅力を伝え、地域のより豊かな未来を創造したいという想いが込められています。デザインを担当した学生からも「エリアを利用するお客さんに喜んでもらえるのが嬉しい」「アイディア考案からデザイン提案、プレゼンテーションまで貴重な体験ができた」などの声が聞かれました。学生ならではの表現を取り入れたこのプランターは、佐賀の未来を彩る新たなシンボルとなることでしょう。鳥栖プレミアム・アウトレットを訪れた際は、ぜひタイルアートプランターにも注目してみてください!